終活の大切さ
ネットニュースで、『相続手続き地獄』というタイトルの記事が目に留まりました。
テレビで見かける経済関係の方の写真が載っており、なになに?と読んでみると、タイトル通りのなかなか大変な体験を話されていました。
お父様を長年介護して看取ったが、先に亡くなったお母様が家のことを全部管理していた為、お父様は通帳ひとつどこにあるかもわからなかったとのこと。
- ・銀行口座、生命保険情報が一切わからず、届く郵便物で確認するしかなかったこと。
- ・口座を開示するのに、お父様が全国異動した先々の戸籍謄本を取得するのが気が遠くなるほど大変な作業で、挙句、数百円の残高だったこと
- ・10年介護して高額な医療費、介護費用等を負担したのに、遺産分割協議で、兄弟から稼いでいるからいいじゃないか、と通常通りの折半に持ち込まれたこと。
- ・一番の心配はあとから借金が出てこないかとしばらく不安だったとのこと。
『兄弟で揉めたくなかった』『領収書も取ってなかった。』『複雑な気持ちは残った。』と心中を語られていました。
まさに、『相続地獄体験記』に胸が痛みました。
この経験から終活の重要性を思い知り、自身の終活に反映させているとのこと。
そして特に財産管理は『家族で話しておくべきだった』と感じ、失敗を繰り返さないよう子供の為に口座リストを作成したそうです。
相続関連の本や情報はたくさんありますが、ご本人の体験とそこから学んだ行動には、とても説得力があります。
その方もまだまだ現役でいらっしゃいますが、そこまでご準備されてご家族も安心ですね。
終活やエンディングノートを書くこと、また相続対策は早すぎるという事はないいと思います。
何かのきっかけで、ご家族と話題にして少しずつ考えてみてはいかがでしょうか?
そしてなにかお困りのことがありましたら、是非相続LOUNGEにご相談下さい。
お力になれるかと思います。